結局、バラの迷路は私とアイザックのチームが一番にゴールした。
その後、みんなでお茶会をするうち、あっという間にマイカを見送る時間になった。
私たちはオルニス家の紋章が入った馬車の前へ集まり、彼女とお別れの挨拶をしている。
「マイカ、道中気をつけてね」
「お気遣いありがとうございます。シルフィ様もどうか御身お気をつけてくださいませ。まだ襲撃の依頼者が不明だそうですから」
マイカが馬車の窓から顔を出して言う。
彼女の反対側の席には、マイカの後を追ってきた彼女の部下が腰掛けている。
ついさっきまで、私たちのそばにマイカと彼女の部下がいたんだけれど……。
マイカが『まだ帰りたくない! 仕事したくない! 天使様と一緒にいる!』と、ごねまくったものだから──。
結果、マイカはその部下により、強制的に馬車に乗せられたのだ。
そのため、馬車越しのお別れとなっている。
その後、みんなでお茶会をするうち、あっという間にマイカを見送る時間になった。
私たちはオルニス家の紋章が入った馬車の前へ集まり、彼女とお別れの挨拶をしている。
「マイカ、道中気をつけてね」
「お気遣いありがとうございます。シルフィ様もどうか御身お気をつけてくださいませ。まだ襲撃の依頼者が不明だそうですから」
マイカが馬車の窓から顔を出して言う。
彼女の反対側の席には、マイカの後を追ってきた彼女の部下が腰掛けている。
ついさっきまで、私たちのそばにマイカと彼女の部下がいたんだけれど……。
マイカが『まだ帰りたくない! 仕事したくない! 天使様と一緒にいる!』と、ごねまくったものだから──。
結果、マイカはその部下により、強制的に馬車に乗せられたのだ。
そのため、馬車越しのお別れとなっている。