「原島に聞く、下っ端部隊から突然の片腕になるが必ず反対するものが出てくる。お前にはその勇気があるのか?」




私が持つ最終決定権とは、新任、不信任ではない。あくまでも受け持つ勇気、覚悟を見定めるだけ。




『わ、私は…やりたいです。反対されても、賛成してくれるような人になりたい…』




流石、奈月が見込んだだけあるな。こいつならちゃんと任せられる。