『亜理子!どっか行かないで…今の亜理子は危ないんだから…』 「えへへへ…だって気になっちゃうでしょう?」 悪いと少しは感じながらも莉をみれば呆れたように笑っている。 なんだろ…知ってる…この感じ、この会話。前の私もこの会話したのかな? 何も知らない頭で必死に記憶を辿って見るけど、頭は思い出すなと言わんばかりにズキズキ痛むだけ。