何、その悲しそうな顔・・・。

子犬みたい。
例えるなら、目が潤んだチワワ?


「そんなんじゃないよ。・・・私、大地君にだけ言うけど、夜遊んでるし。
いろんな事、平気でしてるし。
私は、悪い子だょ」


私は、本当の事をすべて告げた。


あ〜、何ぺらぺら言ってんだろ。
自分でも、意味わかんない。


「・・・。」


「ごめん・・・。困らせちゃったね、」


やっぱり、こんなことを言った時点で生徒会長への憧れはなくなるんだ。


「・・・ったら」

「えっ?」


小さくて、良く聞き取れない。

大地君は、私の事を真剣な目で見つめてきた。

な、何!?
なんか、逸らしたら負けみたいな気がするのは、私だけだろうか?


私も、精一杯目を逸らさないようにした。