…―所変わって､生徒会室…―
｢では、第一回生徒会を始めようと思います。・・・え〜、ではまず新しく入った一年生に、自己紹介をしてもらおう！あ、やっぱ全員にしよう｡｣
先生は、何でめんどくさいことばっか言うんだょ。
｢じゃぁ、私から。・・・生徒会長やってます、二年Ｃ組の藤沢 陽奈です！よろしくお願いします^^｣
ニコッ
私ゎ、微笑んで終了。
｢俺ゎ、副会長の渡瀬 進だ！よろしくなっ^^｣
進も、笑って終了。
なんか、女の子の目ハートになってません？
つーか、カッコイイ男子いないかなぁ。
・・・ツンツン。
いきなり誰かに突かれた。振り向くと、生徒会役員の『吉野 沙柚里(ﾖｼﾉ ｻﾕﾘ)』だった。(以下さゆ)
｢ん？｣
｢ネッ！あの子いるでしょ､あの子｡｣
さゆは、そう言いながら[あの子]らしき人物を指差した。
うわっ、ちっちゃ！
だいたい、150いくつか？って感じぐらい。
｢あの子がどうしたの？｣
さゆは、少し興奮気味に応えた。
｢あの子が、女子に人気になりつつある『飯村 大地(ｲｲﾑﾗ ﾀﾞｲﾁ)』君だよ！・・・えっとね〜、身長は158で部活はサッカー部!｣
聞いてないし！
つか、詳し過ぎだし。
｢その子が、何？｣
｢可愛くない!?｣
｢どこがぁ？｣
｢よくわかんない、ケド、子犬みたいな所が良い！｣
私は、適当に相槌を打った。
まぁ、可愛いのかもしれないけど、年下はアウトだな〜。
