いつもの道。いつもの電車。いつもの変なおばさん。
学校なんて嫌いだ。同じことしかない。
登校、勉強、お昼、勉強、バイト。
こんな生活をしてもう3年目だ。
学校にもイケメンはいないし、それどころか友達もいない。同じクラスの女子はキーキーと喚いている。サルかよ。大嫌い。馬鹿みたいにスカート折って、舞妓さんみたいに肌白く塗って目元は逆に真っ黒みたいにお化粧して。へんなの。毎日つまらない。何かいいイベントないかな。といつも思う。


放課後、窓から外を眺めてそんなことぶつぶつ言っているととクラスの眼鏡男子が話しかけてきた。彼はクラスではダークネスと言われるほど暗く、いつも気配が薄い3軍男子だ。

ねぇ、何してるの?

私は彼の存在に気づかずいきなりの声に動揺して後ろに頭から転んでしまいそうになった。

わっ!やばい。頭から打っちゃう、、!!

私は目を固く瞑った。
次の瞬間彼が片手で私の手を引っ張り、もう片方の手を私の頭の下敷きにしてくれた。

いったぁー、、、くない?!

ゆっくり目を開けると目の前には、眼鏡が取れた彼の姿があった。

え、、、!?!誰??

眼鏡を外すと別人レベルでイケメンな男がいた。
私は、独り言を聞かれた恥ずかしさや目の前の知らない人に動揺して脳内はパンク寸前だった。
すると彼はいきなり、

チュ..
...
...
...
!?!///...!?!?
ちょっとなにs....ンッ...

私の目を見てニコッと微笑んでもう一度

チュ...
今度は舌が入ってきた。

ンン..ン.......///.ッハァ.
眼鏡の下は秘密にしてね♡

だけ言って彼はどっか行ってしまった。