ガラガラッ

保健室に着いて、椅子に下ろしてくれる。

…恥ずかしかった…。

「とりあえず湿布貼っとくな」

引き出しから湿布を取り出し、私の脚に優しく貼る先輩。

よし、今ちゃんと話そう。

『…遥人先輩、ごめんなさい』

「え?」

『わたしが何かしたのかなって思ったんですけど、やっぱりなにも思い浮かばなくて…
けど、このまま遥人先輩と話せなくなるのも辛くて…』

目から涙がこぼれ落ちる。