「僕が大きくなったら、雨音ちゃんを絶対幸せにしてみせるから。もし、離れてしまっても必ず迎えに来るから待ってて」
それは私が小さい頃、同い年の男の子に言われた言葉。家も隣同士でいわゆる幼なじみ。
「うん!私も☓☓☓くんとずっと一緒にいたい!
絶対迎えに来てね!私、ずっと待ってるから」
私はその男の子のことが好きだったと思う。
その時はわからなかったけれど、今思えば、それは私の初恋だった。
けれど、男の子はその言葉を最後に海外に引っ越してしまった。
……もう会えない。でも、この頃の私は信じていたんだ。男の子が大きくなったら、私の元に来てくれるって。
―――あれから数年後。
高校生になった私の元に迎えは来ていない。
それは私が小さい頃、同い年の男の子に言われた言葉。家も隣同士でいわゆる幼なじみ。
「うん!私も☓☓☓くんとずっと一緒にいたい!
絶対迎えに来てね!私、ずっと待ってるから」
私はその男の子のことが好きだったと思う。
その時はわからなかったけれど、今思えば、それは私の初恋だった。
けれど、男の子はその言葉を最後に海外に引っ越してしまった。
……もう会えない。でも、この頃の私は信じていたんだ。男の子が大きくなったら、私の元に来てくれるって。
―――あれから数年後。
高校生になった私の元に迎えは来ていない。