秋めく季節。一気にカーテンを開けると朝日がまぶしい。
朝起きて怜を目視で確認することが日課になった。
豪快な寝相を見て安心する。
昨日もリミットではなかった。
安堵し、顔を洗って、化粧水を肌に叩き込む。
――よし、ちゃんと笑える。
「怜、朝!起きて!!」
「んー……もうちょっと……」
「だめ! 今日朝早いんでしょ!」
なにも変わらない、いつも通りの朝。
「コーヒー飲む?」
「ああ……飲む……」
棚からおそろいのマグカップを取り出し、サラサラとコーヒーの粉を入れていく。
怜の盛大な誕生日会の次の日、
手塚くんと茶川さんを見送り家に戻ると、机の上に小さな小包が置かれていた。
『なに?これ。二人から貰ったの?』
『ちげーよ。お前に昨日、渡したくて……』
こっぱずかしくなったのか、『早く開けろ!』と大声を上げながらキッチンへ向かう怜。
『なんだろな~』
彼からのプレゼントなんて、初めてだ。
その逆はいっぱいあるけれど。
朝起きて怜を目視で確認することが日課になった。
豪快な寝相を見て安心する。
昨日もリミットではなかった。
安堵し、顔を洗って、化粧水を肌に叩き込む。
――よし、ちゃんと笑える。
「怜、朝!起きて!!」
「んー……もうちょっと……」
「だめ! 今日朝早いんでしょ!」
なにも変わらない、いつも通りの朝。
「コーヒー飲む?」
「ああ……飲む……」
棚からおそろいのマグカップを取り出し、サラサラとコーヒーの粉を入れていく。
怜の盛大な誕生日会の次の日、
手塚くんと茶川さんを見送り家に戻ると、机の上に小さな小包が置かれていた。
『なに?これ。二人から貰ったの?』
『ちげーよ。お前に昨日、渡したくて……』
こっぱずかしくなったのか、『早く開けろ!』と大声を上げながらキッチンへ向かう怜。
『なんだろな~』
彼からのプレゼントなんて、初めてだ。
その逆はいっぱいあるけれど。