ポピーの花に水をあげていると、男子なのにとっても可愛い花巻(はなまき)先輩が声をかけてくる。花巻先輩は一年前、私にここでポピーの花を教えてくれた人。そして、特別な想いを抱いている人。
「いいんですよ!花、大好きですから」
私がそう笑うと、花巻先輩は「一年前のこと、覚えてる?」と私を見つめた。その優しい目に私の胸はまた高鳴っていくんだ。
「一年前、ここで華にこの花がポピーだよって教えたよね」
「懐かしいですね。もう一年前なんだ……」
出会って、園芸部に入ってから花巻先輩からは色んなことを教えてもらった。そして、気軽に話せる仲になった。ポピーの花が私たちをつないでくれたような気がする。
「華。あのさ、プレゼントがあるんだ」
花巻先輩は頬を赤くしながら言う。私が「プレゼント?」と首を傾げると、花巻先輩は花屋さんで買ったのであろう赤いチューリップを取り出す。綺麗にラッピングされていた。
「いいんですよ!花、大好きですから」
私がそう笑うと、花巻先輩は「一年前のこと、覚えてる?」と私を見つめた。その優しい目に私の胸はまた高鳴っていくんだ。
「一年前、ここで華にこの花がポピーだよって教えたよね」
「懐かしいですね。もう一年前なんだ……」
出会って、園芸部に入ってから花巻先輩からは色んなことを教えてもらった。そして、気軽に話せる仲になった。ポピーの花が私たちをつないでくれたような気がする。
「華。あのさ、プレゼントがあるんだ」
花巻先輩は頬を赤くしながら言う。私が「プレゼント?」と首を傾げると、花巻先輩は花屋さんで買ったのであろう赤いチューリップを取り出す。綺麗にラッピングされていた。