「ひまわり、お前好きだろ?花言葉も素敵だしさ。本当は本物を渡したかったけど、それだと夏いっぱいで枯れてしまうから。本物は俺が日本に帰ってきた時に渡すよ。だからそれまでーーー」
廉はあたしの耳元でひまわりの花言葉を囁く。ひまわりの花言葉はたくさんあるけど、その中から廉はこの言葉を選んだ。あたしは涙を拭い、かばんから読みかけの本を取り出す。そして、朝顔の押し花が挟まれたしおりを取り出した。
「じゃあ、あたしはこの花をあげる。帰ってきたらあたしもちゃんとしたものを渡すから!」
約束、と言ってあたしたちはまた唇を重ねる。そしてまた会える日を、壊れないこの関係を信じて、抱き締め合うんだ。
ひまわり……待っててね
朝顔……固い絆
廉はあたしの耳元でひまわりの花言葉を囁く。ひまわりの花言葉はたくさんあるけど、その中から廉はこの言葉を選んだ。あたしは涙を拭い、かばんから読みかけの本を取り出す。そして、朝顔の押し花が挟まれたしおりを取り出した。
「じゃあ、あたしはこの花をあげる。帰ってきたらあたしもちゃんとしたものを渡すから!」
約束、と言ってあたしたちはまた唇を重ねる。そしてまた会える日を、壊れないこの関係を信じて、抱き締め合うんだ。
ひまわり……待っててね
朝顔……固い絆