「もう少し心のこもったお願いはできないのかしら。言っとくけど、聞いたら後戻りは出来ないわよ?」


とクーちゃんは口を開いてくれた。


そんなに鴉って呼ばれたくないのかな?


と思っていたのは言わないでおこう。


「どんなになっても、ワタシは責任取らないからね?さぁ、どうするの?」


私がここまで来たのは未雨を探したいから。


だから、私は…


「私は聞く。」


なんて私が言うと


「「俺も。」」


なんて璃羽都と蒼弥。


最終的には夏那や、遥輝までそう言ってくれた。


「ハァ…。仕方ないわね…。」


「ほんっと、あんたたち嫌いだわ。」


クーちゃんはそう呟くと


タバコに火をつけ、話し始めた。


その話を聞いて私は


「嘘…」


と言葉を口にしていた。


「嘘じゃないわよ。」


「未雨がそんなことするはずない…」


未雨が…


「人殺しをしてるだなんて…。」