「あの、クーちゃん!!」


「ん?何?」


クーちゃんって言ったらすぐに返事するんだ…


って…違う、違う!!


「調べて欲しいことがあるの!!」


と私が言うと


クーちゃんは真剣な顔をして


「もしかしてだけど、死にたがり屋ちゃんの事かしら。」


「あの子なら生きてるわよ。けど…少し心配ね…」


最初からわかっていたかのように話を進めた。


私、未雨のこと言ったっけ?


「ソウちゃん、死にたがり屋ちゃんの事については調べてあげたんだから、この借りしっかりつけてもらうわよ?」


蒼弥にそう言って、クーちゃんは話し始めた。


「死にたがり屋ちゃんは、おそらく死ぬことはないわ。」


「そこは、安心していいのだけれど…。」


クーちゃんは話を切り、


「あなたたち、あの子には関わらない方が良いわよ?」


と言ってきた。


未雨に…関わらない方が良い?


どういう事?


"あの子には関わらない方が良いわよ?"確かにクーちゃんはそう言った。


「どうして?どうしてなの?!」


気がつけば私は大きな声を出してクーちゃんにそう聞いていた。


「落ち着きなさい。これは私からの忠告よ。」


「あの子と関われば、こちらが不幸になりかねないって事。」


クーちゃんは冷静にそう言った。


私たちが不幸になる?


どうして?


「鴉、詳しく聞かせてくれ。」


「……」


「…チッ。」


無言のクーちゃんに対し、璃羽都は舌打ちをして


「…クーちゃん、教えてくれ。」


璃羽都が嫌そうな顔をしながら言うと