あたしの名前は三原りん
15才。
今年、高校1年生になった。
あたしが入学した学校は、有名な学校。有名といっても……不良学校で名が知れている。『天城山(あまぎやま)高校』通称あまこう

別に、あたしは不良なわけでわない。
ただ彼氏がこの高校に行くと言ったから、この高校に決めた。

そう…あたしには中学から付き合ってる彼氏がいる。
名前は岩元慶太。15才。
優しくて、いつでもあたしを守ってくれる。
天使のような笑顔をしている。この笑顔であたしはたくさんの勇気や元気をもらった。

でも…中3の最後ぐらいから、慶太は変わりはじめた
あたしが知ってる慶太はこんな人じゃない。

慶太は、荒れていった。

そして、天使のようなあの笑顔を見せなくなった。

毎晩、違う女を引き連れて毎晩、違う女を抱いていた

でも…『俺の隣はお前しかいないよ』って言ってくれる。『こんな俺でごめんな』って会うたびに言う。

だから、どうしても嫌いになれない。