「おはよー!!愁羅♪」

相変わらず、元気な声で挨拶をしてきたのは梓だった

「おはよ♪」

「今日朝のこうけい見たよ~!!」

ニヤニヤしながら、私に言ってくる

「何が??」

「知らない振りしなくたって良いじゃない~!
時柄君と学校に来たことだよ!!」

「あ~・・・。」

思わず言葉が詰まる

「いいな~、私も彼氏と登校したいよ」

??今‘彼氏’って言う言葉があったよね・・・

「彼氏って誰のこと??」

「もちろん、時柄君の事じゃない♪」

「・・・。あの~・・・、后埜は、彼氏じゃないよ・・・。」