そこに、美里が来た。

『聖と、莉子さん何してるの?』
 

 「美里もさん付けだ。」


 {莉子でいいよ。}


『分かった。』


 美里が莉子にきいた。



『莉子でいいんだよね。』

 {そうだよ。}



『莉子、光って人に伝えた?』

 光?誰だろう。



 {伝えたよ。}

 「光って誰?」



 {私の好きな人だよ。}

 好きな人?海人じゃないの?



 「好きな人?同じ学校?」

 {同じ歳だよ。}
 


 この学校で光って人見たことないな。