聖Side

 秋になってきた。

 朝、職員室を通ったら先生に



[転校生が、来るからな。]



 どんな子が来るか楽しみだった。


 女の子か、男の子かわからなかった。 
 
 美里に、いった。



 「美里、転校生来るみたいだよ。」

『どんな人かな?』


 「気になるね。」

 
 楽しみだった。まだ、この時は転校生が本当のライバルになるなんて

 思っていなかった。