(悠希)

 今日、花火を美里と見る。告白する。

 悠希は、美里に告白すると決心していた。



 愁Side

 俺は、女になんて正直興味がなかった。

 今まで、付き合ってきた奴は好きになれなかった。だから、誰にでもキ

 スできた。


 でも、一人だけ俺の中で好きになれた人がいた。本気で好きになった。



 他の女はキスしても、感じる奴なんていなかった。キスされて、当たり前。

 そんな顔をして俺に近づく女を好きになれるわけなかった。


 席替えをして、聖と隣になった。聖は、学校中で有名だったが付き合っ

 ている噂も聞いたことがなかった。