準備は、順調にすすんだが天気が危なかった。

 台風が近づいていた。


『台風やばいかも。』
 
『まだ、大丈夫だ。それるかもしれねぇし。』



『そうだね。天気見ておくから。』 

『分かった。』

 悠希は、この時花火とは別に美里に告白するために考えていた。

 

 (悠希)

 俺は、屋上で告白したいと思った。二人で花火を見たいと思った。

 はやく、海人と聖に伝えられる日が来てほしいと悠希は、強く思ってい

 た。