3日たっても、愁が聖に酷いことを言ったりすることはなかった。

『聖?課題やった?』 

 「うん。」 


 二人の距離はさらに近づいていた。俺は、最近聖ともあまり喋っていな

 い。

 その後俺は、悠希からありえねぇようなことを聞いた。



『海人?あのな俺聞いたんだけど。』

 「何を?」


『愁のこと。』

 「あいつがなんかしたのか?」


『あいつ、最近毎日のように彼女変えたりしててな女癖悪かったのに

 急に全員振って関係きったんだよ。』

『あいつには、ありえねぇけど今聖としか女で話してる奴いない。』

 
 「それ、誰から聞いた?」

『クラスの奴。あれは、嘘じゃねぇからな。』