校庭にたどり着くと、あたしはブレスレッドを取り出した。
「それなに!?」
すぐさまクラスメートが食いついてくる。
「水晶だよ。これをつけると神経が研ぎ澄まされて、幽霊の居場所がわかるようになるの」
嘘が簡単に口から出てくる。
このブレスレッドも100円で買ったオモチャで、水晶なんかじゃない。
あたしはブレスレッドを握り締めて大きく深呼吸をする。
クラスメートたちが緊張した雰囲気になり、静まり返った。
「こっちからなにか感じる」
呟き、校舎裏へと向かう。
ブレスレッドを付けた手を前に出し、探るように歩いていく。
その瞬間だった。
「キャア!!」
一緒にきていたクラスメートの1人が悲鳴をあげた。
ハッと息を飲んで立ち止まる。
悲鳴が聞こえた方へ視線を向けると壁に沿うようにして生首が浮かんでいたのだ。
「これだ!!」
あたしは叫び、ブレスレッドを生首へ向ける。
「それなに!?」
すぐさまクラスメートが食いついてくる。
「水晶だよ。これをつけると神経が研ぎ澄まされて、幽霊の居場所がわかるようになるの」
嘘が簡単に口から出てくる。
このブレスレッドも100円で買ったオモチャで、水晶なんかじゃない。
あたしはブレスレッドを握り締めて大きく深呼吸をする。
クラスメートたちが緊張した雰囲気になり、静まり返った。
「こっちからなにか感じる」
呟き、校舎裏へと向かう。
ブレスレッドを付けた手を前に出し、探るように歩いていく。
その瞬間だった。
「キャア!!」
一緒にきていたクラスメートの1人が悲鳴をあげた。
ハッと息を飲んで立ち止まる。
悲鳴が聞こえた方へ視線を向けると壁に沿うようにして生首が浮かんでいたのだ。
「これだ!!」
あたしは叫び、ブレスレッドを生首へ向ける。