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それからあたしの計画はトントン拍子に進んだ。


ミキコがイジメられ始めたときはどうしようかと焦ったが、アプリを使うことでそれもどうにか回避することができた。


「今日はどんな幽霊を出現させてた?」


コウダイといつものファミレスで待ち合わせをしていた。


あたしはさっそく自分のスマホを取り出して画像を表示させる。


一件普通の階段を撮影しただけに見えるけれど、その階段は2つ並んで存在していた。


1つは屋上へと続く階段。


もう1つはミキコが出現させた13階段だ。


13階段の途中には吉田さんが立っている。


あたしは毎回、ミキコに気がつかれないよう、こうして写真を撮影していたのだ。


「13階段か。実態があるものだから、ちゃんと人が立つことができるんだな」


コウダイは写真を確認して関心したように何度も頷いている。