彼の名前は、浅倉春樹。
芸名Haruとして仕事している。
そして、私たちは結婚している。
彼が18歳になってすぐ婚姻届を出した。
幼馴染で私の事情を知っている彼はいつだって私のヒーローだった。
叔母さんたちはこの結婚に心配はしたが、反対はしないで祝ってくれた。
とは言っても、彼の仕事のこともあるし世間には公表しないことになっている。
高校を卒業するまでは私も旧姓の榊原のまま生活をしている。
「ご飯食べる…」
充電が住んだのか彼は私を立たせて自分も立ち上がる。
「温めてくるね。」
電子レンジで2人分温めてくる再びテーブルに並べる。
そうやって今日も2人の夕食が始まる。