「ある日…
決定的な事件が起きたんだ。

クラスの奴の財布が無くなった…。

電車の定期券を買うお金が入った大事な財布だから、絶対探してと宮田にせがんだ。

そして…誰かが言ったんだ…。

きっと、盗ったのはあいつだ。と。

そして、宮田は言った。
あなたじゃない事は分かってる、だから、それを証明するために荷物を全部見せて…って。

彼女は最初は嫌がったけど、それで証明できるなら、とみんなの前で荷物を広げた。

でも…盗られたはずの財布が彼女の荷物の中から出てきたんだ…。