「友達ぃ?
お前に?
ウソだろぉ!?
お前に友達なんているのかよ!?」
「本当だからっ…付き合ってないっ!
三浦くんは…友達なの。」
三浦くんは…三浦くんは、一人だった私に話しかけてくれた…。
仲良くしてくれた…。
大切な、大切な友達。
「ウソつくなよっ!
ど~やって三浦に取り入ったんだよ!!」
「体使ったんじゃね~の?」
「汚ね~女っ!!」
「おとなしそうなフリしやがって!!」
みんな口々にそう言っている。
なんでそんなに言われなくちゃいけないの…。
私は本当にやましい事なんて、何一つしていないのに…。
「調べてみっか。」
一人がそう言った。
「どうやって調べんの?」
にやにやしながら何人かが言った。
「どっかにキスマークの一つでもつけてんじゃね~の?」
「なるほどね。」
「おもしろそ~。
全部脱がせてみよっか。」
全員がにやにやと笑って私を見ている。