「はいはい。
そういう事にしといてやるよ。」

杉田はそう言いながらも、にやにやしたままだ。

「ほんとに違うって。」

「あの子、3組の森下さんだろ。
かわいい子だよな。」

「え?
杉田知ってんの?」
「いや、知ってる…っていうか、直接しゃべった事はないけど、ちょっとな…。」


ちょっと…?

ちょっとって何だ?
杉田の言葉が気になった。