「俺こそ悪いな…。
今日転校してきたばかりなのに、こんな重い話して…。

ホント悪い…。
ごめんな…。

あまり気にしないでくれ。」


杉田は俺にそう言った。


杉田と俺は似ている…ってそう思った。



転校初日が無事終わり、そろそろ帰ろうと、昇降口に向かった時、偶然彼女を見かけた。


朝みたあの子…。


綺麗なストレートヘア。

整った横顔…。

綺麗…というよりは、可愛い、という表現がぴったりだと思った。