バックに戻る前に、ボーイのところに行った。


「ビールちょうだい。疲れた」


あ、うん… 少し困惑してるみたいに返事をされ、サワーグラスについでくれた。



「ありがとう」



手渡されたビールを1口流し込む。
苦味が喉を通って、胃に流れ着く。


はぁ…1つため息をついた。
何か言いたそうな顔で見てくるボーイ。


「なによ。」


『いや、あみがあそこまで怒ること無いから、ちょっと意外だった。』


いくらなんでも怒る時は怒るでしょ。てかさっきのは怒ってない。


「怒ってないよ。さっきのは。」


あみが怒ったら怖そうだな!なんて笑いながら言われた。



あたしが怒る時なんか、ガキな考えで感情的に切れるから、怖いじゃなくて、頭抱える方が多いと思うよ。


ってのは黙ってる。言ったところでこの人には何も関係がない。



「そんな怖くないよ」


それだけ言うと、タバコに火をつける。



あたしは多分、ヘビースモーカーって言われるやつだ。

イライラしたり、お酒飲んでたりするといつまでもタバコを吸ってる。



『あみ…それ、3本目だよ』


ハッとした。いつの間にか3本も吸っていたのか…。

やばいな。

と言っても、今つけたものを捨てるのはもったいない。
だから、最後まで吸った。


それから、ちょこちょこ入ることはあったけど、そんなでも無かったので、また今日も早めに閉めようという事になった。


最近いつもこうだな。





そろそろ、クリスマス。


今年も仕事しようかな…

でも仕事ってなったらコスだよな。やだな。