「いいよ!!凛ちゃんはデートしてきなよっ★ほら!!蓮君待ってるよ♪」

私が凛ちゃんの背中を押すと、凛ちゃんは笑顔で頷いた。

「ゴメンね!!じゃあまた明日!!」

凛ちゃんは蓮君のところに走って行って少し話してから二人で私に手を振って出て行った。


「はぁ~…これからどうしようか…」

静かになった教室で一人で椅子に座った。

静かな教室には部活をやっている音だけが響く─…