お昼休みが終わる10分ぐらい前に教室に戻って来たから、凛ちゃんはまだ戻ってなかった。

私は、一人で机に俯せになって泣いていた。

だって…きっと空斗は私の事なんて好きじゃないから…。

そう考えるとまた涙が出てくるんだ…。

いつの間にこんな泣き虫になったんだろうね。

「陽菜~?帰って来るの早いね!!」

凛ちゃんは慌てて私のところに来た。