―――… 「はぁ〜。」 あたしは、今日3回目の溜め息をつきながら洗濯物を干していた。 ベランダの椅子に座って本を読んでいた洋太が顔を上げた。 「?茜、どうした?」 あたしは洗濯物を干し終えて、洋太の横に座った。 「渚チャン達…何考えてんだろぉね…。」 渚チャンは要くんと買い物に出掛けている。 「う〜ん。アイツ等の事だ。また誰かの影響じゃねぇか?」 洋太が清ました顔をして答えた。