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マンションに戻り、あたしはリビングのソファーに洋太と腰を下ろした。
まだ半信半疑な、あたし。
あたしのお腹の中に、洋太との赤ちゃんが居る…。
無意識にお腹を擦ってしまう。
「茜…。」
「んー?」
洋太に呼ばれ、顔を上げた。
いつになく、真剣な顔だ。
「俺の、嫁さんになって下さい!!」
「で、二人とお腹の中の赤ちゃんと幸せになろ?」
「順番、逆になっちゃったなぁ…」
そう言って洋太は、あたしのお腹を擦ってくれた。
「あっ、返事は?」
「うん。あたしをお嫁さんにしてください!」
あたしは、満面の笑みで答えた。