キーンコーンカーンコーン

ふぁ〜。眠い。

やっとお昼休みだ。

「星姫お昼ご飯食べよ〜!いつものとこでいい?」

「いいよ!」

"いつものとこ"というのは中庭のこと。

静かで落ち着いてお弁当を食べれるからいつもここで食べている。

今日も静かで落ち着くなぁ。

やっぱり中庭が1番だよ。

そう思っていたとき頭上から声が聞こえた。

「おい。」

うぇ!?この声は…!?

「俺の場所とるんじゃねーよ」

「い、庵くん!?ごめんなさい!」

な、なんで庵くんがここに!?

てか今、私が謝ったけどなんで謝ってるんだろ?

だってここは私達がずっと勝手に使ってる場所。

庵くんが使っているのは1度もいたことないんだけどな。

「ちょっと星姫!なんであんたが謝ってんのよ!」

なんでって言われても私も分からないよ。


「ここ庵の場所じゃないでしょ!?みんなの中庭だからね!?座る場所なら他にあるんだからそっち座りなさいよ!」

そう言われて言い返す言葉が出なかったのかチッっと舌打ちしてどこかへ行ってしまった。

「びっくりした…」

「ほんとなんなのよあいつ。星姫、あんたもすぐ謝るくせ治しなさいよ。」

「はい…。」

若葉ちゃん…こ、怖いです。

まぁ、庵くんもどっか行ったことだし、お弁当食べるぞー!

いっただきまーす♪