急にドキドキしてきた



先輩とやってんのかな?


誰かが言った言葉が頭を過ぎった



私とユートも…?



ナイナイナイ…



だってまだ…




「ん?ジュリ、どぉした?」



「んーん…なんでもない」



「明日、一緒にキャップ買いに行く?」



「うん、そーだね!

じゃあ、Tシャツ欲しい
大き目のTシャツ着てる女の子とか好きって
ユート言ってたから…

ユートのTシャツちょーだい!」



「うん
じゃあ、コレとかは?」



「あ!かわいい
私、そーゆーの好き」



「あと、コレ…
オレが着ても大き目だけど
ジュリが着たらかわいいと思う

ワンピース?みたいにして着たり…
そーゆー女の子、好き

って、オレ、キモい?」



「んーん、キモくないよ

ふーん…
そーゆー女の子好きなんだ…って
思っただけ…

私、似合うかな?」



「うん、ジュリ絶対似合うよ!」



「今、想像した?」



「うん、した

キモい?」



「んーん…恥ずかしくなる」



ふたりで笑った



クーラーが効いてるのに熱くなるよ

ユート