「んっ……んんっ……」

互いの唇が重なり、シャルロッテの頭がぼんやりしていく。結婚式の時は嫌悪感があったキスを、シャルロッテは今求めているのだ。

「……ごめん、キス勝手にしちゃって。でも、どうしても止められない。俺だってまだ触れられてないのに!」

「なら、あなたで消毒してよ」

シャルロッテが顔を赤くしながら言うと、エドワードが「いいの?」と訊ねる。シャルロッテは返事の代わりにエドワードに自分からキスをした。

「あなたで満たしてよ」

シャルロッテがそう言うと、エドワードはジョセフにつけられた赤い印の上に自身の印をしっかりとつけて上書きしていく。ジョセフに触れられたところに全てキスを落とした後、シャルロッテはエドワードにベッドの上に押し倒されていた。

「もう奪われるの嫌だから、俺にシャルロッテの全部をちょうだい?」

エドワードにそう微笑まれ、シャルロッテはコクリと頷く。するとまたキスが雨のように降ってきた。

その日の夜、シャルロッテはエドワードに「好き」と自然に言っていた。