「離して!!嫌!!」

抵抗するシャルロッテに構わず、ジョセフは唇を落とし続ける。このままでは自分がどうなってしまうかわからない。シャルロッテは大声を出した。

「エドワード!!助けて!!」

シャルロッテが叫んだ刹那、バンと寝室のドアが勢いよく開く。エドワードがその目に激しい怒りを浮かべて立っていた。

「エドーーー」

シャルロッテが来てくれたことに安心して名前を言おうとすると、エドワードに唇を塞がれていた。強く抱き寄せられ、何度もキスをされる。開いた口から舌を入れられても、シャルロッテは嫌とは思わなかった。むしろ胸が高鳴っていく。

「シャルロッテに触れるな!!彼女は俺の妻だ!!二度とここに来るな!!」

気が付けばシャルロッテはエドワードの腕の中に囚われていた。そしてエドワードはジョセフを睨みながらそう言い、無理やり家から追い出す。

「エドワード……」

シャルロッテが荒い息を吐くエドワードに声をかけると、エドワードはゆっくりと振り向く。そしてまたシャルロッテは唇を奪われた。