「なあ、俺にCCで変なメール届いたんだが」
芽衣に指輪をプレゼントした次の日、客先で佐久間が何か戸惑いながら俺に携帯を見せた。
差出人は俺の母だ。
……嫌な予感。
「俺、どうすればいいんだこれ?」
佐久間の携帯に表示されたメールを見て絶句する俺。
そんな俺を横目に見ながら、彼がメールに書かれた文を読み上げた。
「芽依ちゃんを返して欲しければ、美味しい鉄板焼きのお店を予約してホテルまで迎えにきなさい。このメールを無視した場合は、芽依ちゃんをフランスに連れて帰るわよ」
「全くあの人は。いつまで経っても子供だな」
小学生か。もう呆れるしかない。
思わず溜め息が出た。
厄介なのが帰国した。
芽依をフランスに連れて帰ると明言する母は、姉より質が悪い。
おまけに、あの人が無理矢理ブライダルサロンへでも連れて行ったのだろう。
嫌がらせとしか思えない膨大な量の芽依のドレス姿の添付写真。
芽衣に指輪をプレゼントした次の日、客先で佐久間が何か戸惑いながら俺に携帯を見せた。
差出人は俺の母だ。
……嫌な予感。
「俺、どうすればいいんだこれ?」
佐久間の携帯に表示されたメールを見て絶句する俺。
そんな俺を横目に見ながら、彼がメールに書かれた文を読み上げた。
「芽依ちゃんを返して欲しければ、美味しい鉄板焼きのお店を予約してホテルまで迎えにきなさい。このメールを無視した場合は、芽依ちゃんをフランスに連れて帰るわよ」
「全くあの人は。いつまで経っても子供だな」
小学生か。もう呆れるしかない。
思わず溜め息が出た。
厄介なのが帰国した。
芽依をフランスに連れて帰ると明言する母は、姉より質が悪い。
おまけに、あの人が無理矢理ブライダルサロンへでも連れて行ったのだろう。
嫌がらせとしか思えない膨大な量の芽依のドレス姿の添付写真。