「瑠偉さんの意見もあると思いますけど、私は大丈夫です」
私の言葉に詩織さんの目が輝く。
「良かったわ!そう言ってくれると思って持ってきたのよ」
詩織さんはバックからフランス語で書かれた数冊のカタログを取り出して私に見せる。
彼女は少し興奮気味だ。
このパターンも杏樹さんの指輪のカタログで経験済み。
つくづく親子なんだなって思う。
私のことではしゃいでくれる詩織さんや杏樹さんがすごく愛おしい。
「見て見て、このナイトウェディングなんかお薦めよ!」
詩織さんの暴走は止まらない。
瑠偉さんの意見はいいんでしょうか?
「あの、私が勝手に決めるわけには……。瑠偉さんだって何かプランがあるんじゃ……」
「結婚式の主役は花嫁よ。男の意見なんて、いいのいいの。無視よ、無視、おほほほほ」
この人は、一条家で最強じゃないんだろうか?
少女のように嬉々として瞳を輝かせる詩織さんを見てそう思った。
私の言葉に詩織さんの目が輝く。
「良かったわ!そう言ってくれると思って持ってきたのよ」
詩織さんはバックからフランス語で書かれた数冊のカタログを取り出して私に見せる。
彼女は少し興奮気味だ。
このパターンも杏樹さんの指輪のカタログで経験済み。
つくづく親子なんだなって思う。
私のことではしゃいでくれる詩織さんや杏樹さんがすごく愛おしい。
「見て見て、このナイトウェディングなんかお薦めよ!」
詩織さんの暴走は止まらない。
瑠偉さんの意見はいいんでしょうか?
「あの、私が勝手に決めるわけには……。瑠偉さんだって何かプランがあるんじゃ……」
「結婚式の主役は花嫁よ。男の意見なんて、いいのいいの。無視よ、無視、おほほほほ」
この人は、一条家で最強じゃないんだろうか?
少女のように嬉々として瞳を輝かせる詩織さんを見てそう思った。