「今日の夜の会食は東雲さんにも同席してもらうから」
今朝瑠偉さんとスケジュールの確認をしていたら、不意にそんなことを言われた。
初めてだったので面食らった。
私が同席しても仕事の話なんてできないんだけど。
会食までずっと不思議に思っていた私。
そして、いまなぜか私は銀座の有名ブランドの宝石店のソファに腰掛けている。午後六時半なのだが、客は私と瑠偉さんだけ。
「会食って言ってましたよね?」
じっとりと瑠偉さんを見て言うと、彼は話を逸らした。
「それは後で」
「この状況についていけないんですけど。なんで他のお客さんがいないんですか?」
まさかこれってお店貸切にしたんですか?
借りたとしたらいくら払ったんだ?
それとも高額金額購入前提?
考えるだけでも怖い。
「大丈夫。何も心配ないから」
瑠偉さんはにっこり笑う。
その笑顔が逆に心配なんです。
そんな会話をしていたら、お店の係の人がドリンクのメニューを持ってきた。
今朝瑠偉さんとスケジュールの確認をしていたら、不意にそんなことを言われた。
初めてだったので面食らった。
私が同席しても仕事の話なんてできないんだけど。
会食までずっと不思議に思っていた私。
そして、いまなぜか私は銀座の有名ブランドの宝石店のソファに腰掛けている。午後六時半なのだが、客は私と瑠偉さんだけ。
「会食って言ってましたよね?」
じっとりと瑠偉さんを見て言うと、彼は話を逸らした。
「それは後で」
「この状況についていけないんですけど。なんで他のお客さんがいないんですか?」
まさかこれってお店貸切にしたんですか?
借りたとしたらいくら払ったんだ?
それとも高額金額購入前提?
考えるだけでも怖い。
「大丈夫。何も心配ないから」
瑠偉さんはにっこり笑う。
その笑顔が逆に心配なんです。
そんな会話をしていたら、お店の係の人がドリンクのメニューを持ってきた。