目が覚めた

ここは⁇どこ⁇

「気がつきましたか⁇」

「あのうここは⁇」

「ここは病院ですよ
加納さん…背中を刺されて運ばれたんです
覚えてますか⁇
ちなみに1週間前ですけど
今先生呼んできますね」

1週間⁇

「あのう6歳の女の子は⁇
それと男の人は⁇」

「大丈夫ですよ
廊下におられますよ」

そういえばそうだ
あの男が不審そうだったから
まあ姫君と社長に怪我がなかったならよかった
羽菜との約束守れたね

「すず〜」

部屋に入ってきたのは姫君

「姫華ちゃん
怪我がなくて本当によかった」

「すず〜」

おい!泣き真似か⁇
本当女優なんだから

待って!姫君が演技する時は
"すずちゃん"って言う
でも今は呼び捨て⁇

「姫華ちゃん⁇」

姫君の顔を見た

「すずが死んじゃうかと思った〜」

大泣きしている

演技ではなく…本当に心配してくれたんだ

「すず…ごめんね」

そこには羽菜が立っていた

「羽菜〜どうしたの⁇」

「どうしたじゃあないわよ
刺されたって聞いて急いで
帰ってきたの」

「そうなの…大丈夫だから
ごめんね…驚かせて」