《図1》
虫と言っても虫ではない。しかしながら虫以外では到底納得のしようもない、そんな奇妙奇天烈な存在

【通称:困ったさん】

は毛羽立った球体をしている。もしくは線を引いていたり、時には細かったり、渦を巻いていたり、奇妙に姿を変える。
色は緑、黄、中には半透明なんて輩もいる。

良かれ悪しかれ、それらが目玉の中でグルンと跳び回り、視界をばったんばったんとするものだから実に不快、この上ない。


「いつの日か………踏み潰してやれないかなあ……。プチッと!あはは。」


と、彼曰く。