そのあと軽いご飯を作って2人で食べた

その時はやっぱり会話が少なかった

でもだんだんとその静寂も苦ではなくなってきた気がする

おり…真琴くんとの時間が日に日に増えていく

それが純粋に嬉しかった


「あ、そうだ真琴くん」

「…なに」

「私明日朝から夕方までバイトがある」

明日は土曜日
同居生活始まって初の休日

まあいつも通りバイトなんですけど


「朝から夕方まで？」

「10時から6時まで」

「…長くね？」

「そうでもないよ」

もっと入る時は入るもん

「…わかった」

「お昼ご飯用意しておくね」

「だっ…だから別にそれくらいできるっての。子供扱いするな」

「コンビニとかで済まそうとするでしょ」

「それの何が問題なんだよ」

「体に悪いの！」

全くもう！


「病み上がり何だから栄養取らなきゃダメでしょう」

「お前は俺の母さんかよ」

「普通のことです！普通のこと！」

「とにかく、昼ごはんは自分で何とかするから」


怪しい

絶対楽に済まそうとする

こやつのことだ、信用ならんなぁ…

同居人の顔を見上げて軽いため息をついた