ルイくんと別れた後、カフェで結花と合流


相変わらずお美しいことで

私はこの親友にこれまでにあったイレギュラーな体験を伝えたい

のだが、その前にまず報告


「結花…あのね話したいことがあるの」

「あら。彼氏でもできた?」



私服の結花はいつにも増して大人っぽくて
なんだか全て見透かされている気分だ

「…ま、まあそんなとこ」

「お相手は同居人?」

絶対見透かされてるわこれ


「…なんでわかるの?」

「夏休み前からそんな気はしてたわ」



「お互いの好意が見え見えなのよ、あなた達」

え!?
わ、私はともかく真琴くんも!?

「まあ梓が幸せなら何も言わないわ。ただ何か困ったことがあったら言いなさいね。相手がどこぞの王子だろうが地に埋めるから」

わーお

結花のこと最終兵器って呼ぼう


「ただ、わかってると思うけど…あなたのことを心から好きでいた男がもう一人いること、忘れないでね」

…うん

「噂をすればなんとやらね。私は席を外すからちゃんと話しなさい」

「ありがとう結花」