「…っ」


目を丸くしていた真琴くんが私の腕を引っ張る

昨日と同じ動き

そして

昨日同様
真琴くんの胸の中にダイブ


「あーっ無理…ほんと無理」

えっ、え?
何が無理?

っていうかなんで抱きしめる!?

「いってぇ…何これ…こんないてぇもんなの?」

いてぇ?

「どこか痛いの?」

「…胸が痛い」

胸?

胸って…私がダイブしたから!?

「そんなに重くないよ!」

たったぶん…

「あっははバーカ。そーじゃねぇよ」


私の背中に回す手の力を強めて、より強く抱かれる

「…可愛すぎて辛い」

…へ?いま、なんと?

「余計行かせらんない」

え"

「絶対他の男のとこに一人でいかせません」

えーっ!
なんで!


「だから俺も行く」

え?

「俺も一緒にそいつのとこ行く」