次の日から、私はいろんな手段を使って瀬那先生を誘惑することにした。



まずはメイクを変えてみた。



ブラウン系のメイクから、ピンクを取り入れた女の子らしい系のメイクに挑戦。

リップはもちろんビビットなピンク。



担任の先生にプリントを渡しにきたついでで、瀬那先生の机へと立寄った。



「瀬那先生、今日はメイク変えてみました」

「おぉ、呉羽か。確かにいつもと全然違うな」

「どっちのメイクの方が好きですか?」



メイクを変えた私を見て、少しはときめいたりしてくれた?



瀬那先生はしっかりと私の顔を見つめ……。



「俺はいつものメイクの方が好きかな。今日もかわいいけど」



特大の胸キュン発言をしてきた。



瀬那先生を誘惑してドキドキさせるどころか、私の方がドキドキさせられてるよ……。