……こんの、チャラ男教師ぃー……っ!



イケメンじゃなきゃこんなこと許されないんだから!

好きな人だからニヤニヤしちゃうだけなんだから……!



結局、私がどんなに瀬那先生を誘惑しようとしたところで、瀬那先生には敵わないってこと。



私がどんなに頑張ったとしても……モテモテな人生を歩んできた瀬那先生の方が何枚も上手なんだ。



それでも、私は諦めない。

どんなに心が折れても立ち上がる……それが私、呉羽つむぎ!



「瀬那先生、ケガしたところ大丈夫ですか?」

「あぁ、もうなんともない」

「背中傷ついてないですか?見ましょうか?」

「……ただ俺の体見たいだけじゃなくて?」

「そんな……っ、100%違うわけでもないけど……」