すると社長が

通りすがりに

「生姜焼き定食」と囁いた

私の鼓動は激しく鳴り響き

顔は真っ赤になって頭はパニック状態に

「大丈夫 大丈夫 星花」

私の体を激しく揺さぶる樹里

「大丈夫だから」

「もう顔赤いよ 熱あるの?」

「もしかして社長とすれ違って緊張しちゃったの」