「シフト希望、通りましたー!!」


ハイテンションで伝えてくれたのは、花乃だった。


衣装合わせの最中、急に飛び込んできたから……びっくりしちゃった。


全員のシフトが入っている紙を渡してくれたので、それを確認。


あっ、ほんとうだ、4人の名前が並んでる……!


まわりで同じように衣装を着ていた子たちも集まってきて、何人かで紙を囲む。


そっか、シフト、通ったんだ。うれしいな、早速にやけてきちゃってる。


「なんかね、午前中は、かっこいい先輩の劇を早めに見に行くひととか、部活の出し物の最終チェックで忙しいひととかが多かったみたいなんだ」