「わたしも賛成」


お母さんを引退したらしい花乃が、ぱっと手をあげた。


「いちにちめ、よろしくお願いします……っ」


橘が元気よく言ってから、ばっとこちらを向いた。さっきからふたりとも、効果音強くない?


「最後まで、楽しもうね!」

「そうだね!」


うなずいて、ん? と疑問が浮かぶ。


「みんなのシフトって、調整できそう?」

「まだ希望出してないけど……、確認とってみるよ」


何時でもいいけど、とりあえずこの時間を希望しよう。ってひとがいたら、大人数で希望がかぶってしまった場合も、もしかしたら優先してもらえるかもしれない。


わたしも確認してみよっと。