「ごめんねぇ、奈緒、直人サン♪あたし、恭平のイトコなんだあ。恭平が奈緒の事諦めたいって言うから、わざと奈緒と直人サンをひっつけるように、罠作ったの」



あたしと直人の顔は、みるみる赤くなり…



「「…恭平?」」

「わりーって!!でも俺と茜のおかげだし?おまえらがハッピーエンドになれた事!…あと、俺は本当に奈緒の事大好きだった。で、お前等にこの犬を茜と俺からプレゼント!」




その犬は、前のポメラニアンだった。



「直人のってのも嘘だからな?奈緒(笑)」


「…もーっ(笑)」




恭平は直人に犬を渡す。